ワークススタイル

オフィスデザイン

良いオフィスって何だろう?

カッコいいだけでいいのか?

オフィスデザインはデザインだけでは完結しない業務です。当然ですが、いくらいいデザインをしても、デザイン通りに現場が作らなければ空間はできません。

また、実際には良いデザインであっても働きづらければ意味がありません。この10年間のオフィスデザインで多かったケースは受付や応接室だけは良いデザインのオフィスです。

見える所、見た目だけでいいのか?

そして、実際に従業員の方が働くオフィスフロアは昔ながらのスチールですくが無機質に並べられているだけという中身のない外面だけのデザインのオフィスが多くありました。

そういった空間では実際に経営陣の従業員のストレスや快適性を無視した姿勢が伝わります。当社のオフィスデザインはデザインと実用性の両面からのアプローチを重視しています。

また、オフィスデザインだけでは業務は完結しません。オフィスを利用するにあたってはLAN環境の整備や電気配線の完備、適切な照明の配置等のハード面での充実も不可欠です。

そういった勤務面において必要な設備も整えつつ使いやすいオフィスへのデザインと施工を一貫して行います。当社はデザインのみではなく施工自体も当社が実施します。

デザインと現物の差異を最小化して、デザイン通りの空間を作りにはデザインをした会社がそのまま作るのが一番無駄がありません。

儲かるオフィスになっているのか?

デザイナーがあまり使いたがらない言葉ですが、企業は集団になって儲ける事が本来の目的です。もちろん他にも多様な理由がありますが、企業であり続けるためには儲ける必要があります。

儲けるための集団が働く場所がオフィスです。ですから、オフィスは儲かる場所でなければなりません。集中して働ける環境であること、時にオフィスが広告宣伝媒体としての営業としての役割も担う環境であることも時に必要です。

従業員の希望に迎合し過ぎない

必ずしも居心地のいいオフィスが儲かるオフィスではありません。会社はあくまでお金を稼ぎ利益を残す場所です。経営者目線で考えたときに社員に迎合し過ぎたオシャレで居心地がいいだけのオフィスになっていないでしょうか?

経営者のニーズを追求しているか?

私たちがオフィスデザインをするにあたり第一に経営者と同じ目線で考える事を重視しています。それはオフィス移転は事業成長に伴って行われるイベントであると同時に業績が落ちるきっかけにもなるハイリスクなイベントでもあるからです。

上場企業の決算書を調査していくとオフィス移転のタイミングで業績が下落する事がよくあります。理由は様々ですが、単に移転コストがかかり過ぎたり固定費が上がり過ぎて業績が落ちる事もあれば、新しい環境で働き始めたら以前のようなパフォーマンスが発揮できなくなったというケースもあります。

リスクを負うのは経営者

リスクを背負うのは経営者です。そのため当社では経営者の方のリスクを低減させることが従業員の方の幸福にもつながると考えています。

オフィス自体に戦う集団としての緊張感が弱まると、広くなり、オシャレな環境でのんびりし始めると業績は落ちます。そうではなく、デザイン性も高いが、どこかプロとして戦う雰囲気も維持したオフィスにしていく必要があるのです。

どうやって進めるべきか?

大きなオフィスしかやらない?

オフィスのサイズは問いません。また、ご依頼いただく企業の規模も問いません。それぞれの実情にあったデザインと設計施工を致します。

小さなオフィスであっても個性的なデザインは可能です。またトイレを男女分けたい等の実利的な面での設備変更工事のご要望に関しても対応致します。

人が集まる場所としての快適性と、ビジネスで利益を出す上での集中できる環境作りとしては小さな空間ほど制約が多く難しいのですが、デザイナーとしてはとても面白く刺激のあるプロジェクトとして楽しく対応させて頂いています。

先にお金の話を片付けよう

いくら丁寧に説明もしても経営者の方は本質的には「で、いくらなの?」が気になるところ。先にお金の話をしておきましょう。

基本的には通常の材料費+施工費に加えて、デザイン料が総額の10%程度かかると思っていてください。坪単価の相場というのがオフィスの内装工事にはあります。

例えば坪単価が10万円~30万円程度が設備仕様等により相場の範囲となります。例えばコストをある程度かけて30坪のオフィスの内装工事を行う場合、施工費が900万円(30万円×30坪)+でデザイン料10%(90万円)となります。

良い材料や複雑な工事をするほど坪単価の工事はあがりますが、そこは1坪いくらというざっくりな見積もりではなく細かく仕様や作業箇所ごとに分けたお見積りを作成してご提案をします。

また、予算が500万円だけどどこまでできるの?という腹を割った話し合いも歓迎です。予算ありきであれば予算の範囲内でできる限りのご提案を致します。

オフィスデザインの流れを説明します。

①ワークスタイルの確認
②必要な設備の確認
③仮図面の作成
④CGパースの作成
⑤概算見積もり作成
⑥計画図面の作成
⑦細かい仕様決め
⑧正式見積もりの作成

ざっとこんな流れになります。色々とありますが、「お金」と「デザイン」の二つが主な確認事項となります。

実際にはこんな感じで進めます。

・ワークスタイルヒアリング
現状の働き方をヒアリングします。オフィスに滞在している人の人数や時間帯、来客者数の人数や時間帯等、現時点の状況を確認し課題を整理します。

・スペックの確認
求めるオフィスの広さ、個別スペースの数、LAN等のOA環境や照明設備等、多岐に渡るオフィスに必要な要素を確認していき要望を整理します。

・オフィス戦略のご提案
ヒアリングを基に新しいオフィスに必要なデザインとスペックを御提案します。単にデザインだけのご提案ではなく「その空間でいかに働くか?」「その空間でいかに利益を出すか?」も含めたご提案をします。

・CGパース・仮図面の作成
単なるご提案書だけではなく、コンセプトを表現したCGパース及び仮図面もご提示のうえご提案します。それにより従業員の皆様も含めてイメージを共有し次のステップにつなげます。

・概算見積もりの作成(仮契約の決定)
オフィス戦略及びデザインコンセプトが共有されたのちに概算お見積りを作成致します。仕様等をある程度想定のうえで作成するラフな御見積りで予算感が合うか確認頂きます

・計画図面の作成
概算見積もりにて予算感を確認のうえ具体的な図面作成を致します。レイアウトや室内設備の配置等、図面レベルでの詳細なご提案を致します。電気関係等の配置もこの段階でご提案します。

・仕様決定
床材や壁紙、オフィス間仕切りや会議室等のパーテーション、造作什器類などの細かい仕様を決定のうえプランを固めていきます。これにより正確な御見積が可能となります。

・正式見積もりの作成(正式契約)
仕様決定の情報を基に正式な御見積を作成のうえご提示致します。ご契約の場合、ご契約書の取り交わし及び着手金(30%~50%)をお支払いいただきます。

・工事着手
工事を開始し、計画に基づいた施工を進めていきます。工事途中での仕様変更等の対応も致します。

・仮説検証
工事完了後に移転のうえ業務を再開していただきますが、現場の作業環境等が悪くなっていないか、仮設通りの効果があったか否か等を完了後に検証致します。

・継続改善
使い勝手の悪い箇所や著しく効果のあったデザイン等を分析し、お引渡し後も改善工事のご提案をさせていただくことも可能です。

なぜ当社である必要があるのか?

オフィスリノベ+コンサルティング

当社の代表は日系コンサルティングファームに所属した後に、ドイツ系の戦略コンサルファームでもコンサルティング業務を請け負い、その後に当社を創業しました。

そのため、戦略から業務に至るまでいわゆる大手企業の経営陣向けのコンサルティングサービスを創業当初から御提供しています。また、リノベーション工事に関しては国内でも有数の施工件数を誇る規模にまで事業を成長させています。

その双方のナレッジを活用して、ワークスペースとしてのオフィスをコンサルティングアプローチで改善していく御提案をしています。このアプローチは国内では当社のみご提供しているサービスです。

企画に沿った空間が作れる

コンサルティングというと企画書や提案書を作成して「紙だけ作って終わり」というイメージがあるかもしれません。当社はコンサルティング+空間作りができる会社のため「絵に描いた餅で終わらせない」実際に理想の空間を実現させるところまでが可能です。

企業経営の視点でオフィスデザインをする

見た目が良くても使いづらければ生産性が落ちます。対外的な視線ばかり気にして不必要なデザインのオフィスを作っても日ごろ働く人にメリットはありません。

当社はデザイナー的な視点よりも「経営者的な視点」をもってオフィスデザインを御提案するように心がけております。

リフォーム会社としての実績は?

当社の不動産リノベーション事業部においては年間を通して不動産会社様からのご依頼を中心に多くのリフォーム、リノベーション工事を施工しております。また、一連のリノベーションに関わる取引の中で不動産物件の仲介業務も実施しています。

どのようなプロジェクトをやっているか

進行中プロジェクト

Project A
デザイナーのための一棟ビル全体のオフィスデザイン

商業施設の空間デザイナーのショールーム兼オフィスです。築古の状態から新たなオフィスとして活用できる状態まで当社が施工し、最終的にはビル所有者の空間デザイナーの方が内装の仕上を企画して仕上げる予定です。

Project B
IT系ベンチャーの業務拡張に伴うオフィスデザイン

オンラインゲーム関係の開発を行っているベンチャー企業の移転先オフィスです。これまでと異なり広い空間を確保できるため、さまざまな什器の配置を一緒に提案し、低コストで使いやすいオフィス作りを提案しています。

Project C
新興系不動産会社の業務拡張に伴うオフィスデザイン

不動産会社の業務拡張に伴うオフィスデザインです。最終的な什器や家具はお客様の方でご用意するため、手前のデザインと工事までを担当する予定です。新築のビルのワンフロアにオフィスを作っています。

Project D
大手不動産会社の新規店舗に伴うオフィスデザイン

大手不動産会社のオフィス兼店舗のデザインと施工です。こちらも新築ワンフロアの中にオフィス空間の設計とデザインと施工を行いました。異形の間取りのため無駄のない空間活用が必要になります。